高次脳機能障害者の受注業務等における合理的配慮事例

2017年度作成
事業所名
合理的配慮事例・29028
業種
卸売業、小売業
従業員数
1,733人
職種・従事作業
給油所における電話応対、受注業務および軽微な作業、清掃等
障害種別
高次脳機能障害
障害の内容・特性
交通事故による高次脳機能障害(中途障害)で、記憶の上書き(更新)ができない、疲労感を自覚できないなどの特性がある。
障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

対象者との話合いは、交通事故による長期入院後の転院を機に開始した。当初は、対象者と話合いができる状態ではなかったため、家族から復職や会社の福利厚生などについて相談を受けた。その後、対象者の回復とともに職場復帰について頻繁に話合いを繰り返した結果、本社所在地に転居して通院しながら元の仕事である給油所への職場復帰を目指すことになった。また、職場復帰に当たっては職業センターの職業準備支援を利用するとともに、人事教育課長代理、給油所所長などの社内担当者に相談、指導を受けながら完全復帰を目指すこととなった。

配慮を受けている障害者の意見・感想等

職場復帰に際しての会社の配慮には大変感謝している。特に給与などの待遇面や年次有給休暇などの福利厚生面に関しては、経済的に安心感が得られ大変助かっている。
反面、障害のため自分の思うように仕事ができないことから、会社に貢献できていないので、申し訳ない気持ちや歯がゆい気持ちが強い。
現在、使用停止中の運転免許が近々解除されるので、運転ができるようになれば仕事の幅も広がり会社への貢献も増すので、自分自身期待をしている。

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