事業所名

合理的配慮事例・29029

業種

運輸業

従業員数

1,080人

職種・従事作業

事務職として、出納簿の確認、会計データ入力などの経理事務に従事

障害種別

難病（デュシェンヌ型筋ジストロフィー）

障害の内容・特性

筋力の低下に伴い長い距離の歩行（移動）は困難。また、重い物を長い時間持つと腕に力がはいらなくなる。

その他

障害者職業生活相談員

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

障害者職業生活相談員の有資格者を総務部門及び対象者の所属である経理部門にそれぞれ配置し、必要に応じて、対象者の職務上の相談などに当たっている。

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

1.採用当初は午前9時から午後2時までの休憩時間なしの5時間勤務だったが、対象者からの申し出により、休憩時間を入れる配慮を行い、現在の勤務時間は午前9時から午後3時までの5時間勤務とし、1時間の休憩時間を設けている。
2.休日については、当初連続しての週休2日制だったが、週の半ばに休日があった方が疲れがたまらず仕事ができるという対象者からの申し出に配慮し、週の中日と週末の週休2日制としている。また、残業は行わないなどの配慮も行っている。

本人の負担の程度に応じ、業務量等を調整すること

筋力の低下などの疾病の特性に配慮し、重い物の運搬作業などの身体的負担の大きな作業は制限している。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

同じフロアに、対象者以外にも障害のある社員が勤務していることから、フロア全体の社員で障害特性、配慮事項などに係る情報共有ができている。

その他の配慮

1.対象者以外にも障害のある社員が勤務していることから、それぞれの社員が要望を出しやすい雰囲気作りに努めている。
2.現在の社屋は元々バリアフリーとなっており、2階建てであるもののエレベータを設置するなどの配慮がなされている。
3.床面に物品を置かないようにして通路を確保し、対象者が通行しやすいように配慮している。
4.対象者が自家用車で通勤していることに配慮し、エレベータに近い場所に専用駐車場を確保している。

障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

配慮を受けている障害者の意見・感想等