発達障害者の配送物の分別作業等における合理的配慮事例

2017年度作成
事業所名
合理的配慮事例・29033
業種
運輸・物流業
従業員数
270人
職種・従事作業
配送物の分別、事務作業(主にシュレッダーかけ)
障害種別
発達障害(広汎性発達障害・知的障害)
障害の内容・特性
  • 表現する力が乏しく、相手に気持ちを適切に伝えられない。
  • 臨機応変な対応が苦手。見通しが立つと安心できる。
  • 集中力が長く続かない。
  • 場にそぐわない行動(勤務・面談中にあくびや声を出して伸びをする)ことがある。
  • 作業従事はマイペースである。
  • 指摘や注意が続くと気持ちが落ち着かなくなり、素直な態度で話を聞くことができなくなる。
  • アドバイスを「怒られた」と受け取る。
障害者への配慮の提供にあたり、障害者と話し合いを行った時期・頻度等の配慮提供の手続きの詳細

1.在学中に8日間の実習を実施し、課題の把握と配慮の具体的方法を話し合った。
2.採用に当たり、勤務条件の相談のために学校進路指導担当者を交えて話し合いを実施した。
3.採用が内定してから入社までの間に、対象者、家族、学校、地域障害者職業センター、相談支援センター、支援センター、ハローワークと共に就労に必要な配慮事項や関係する支援機関の役割を確認した。(支援の進捗状況の情報共有、ケース会議への出席、障害者雇用に関する各種支援制度及び雇用管理等に関する情報提供、ジョブコーチ支援実施に必要な情報提供及びジョブコーチ支援終了後の定着に向けたフォローアップ体制についての協力依頼など)
4.卒業と同時に雇用し、雇用後ジョブコーチ支援(5月〜)を利用した。支援内容確認のために事業所、対象者と関係機関で話し合いを行った。
5.ジョブコーチ支援に伴う中間ケース会議を実施し、遅刻の改善に向けた対応策を話し合った。
6.上記5の改善策の効果を確認するためのケース会議を実施し、改善が認められないとの判断で勤務時間を変更した。
7.ジョブコーチ支援終了時に、事業所、対象者、関係機関が参加し課題の整理と今後の対応についてケース会議を実施した。.ジョブコーチ支援終了後は、支援センターが定着支援を行うことを確認し、関係機関との情報収集と情報共有を図り支援体制を継続している。

配慮を受けている障害者の意見・感想等

働く時間を変えてもらって良かった。働きやすくなった。

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