募集・採用時の合理的配慮

面接時に、就労支援機関の職員等の同席を認めること

採用面接時に、特別支援学校（高等部）の担当教員が同席し、就労する上で「できること」、「できないこと」などの障害特性や就労上の配慮事項等の説明を受けた。

その他の配慮

対象者が緊張しないように、優しい口調で質問をすることを心がけた。

採用後の合理的配慮

業務指導や相談に関し、担当者を定めること

業務遂行援助者の指導の下に、作業を行っている。
定期的な声かけを行い、相談しやすい雰囲気や体制を整備している。

本人の習熟度に応じて業務量を徐々に増やしていくこと

対象者に対しては、リサイクル品展示室（下記の事項を参照のこと。）等を活用した研修の実施及び朝礼における注意の喚起、さらに作業中のトラブルに対する対応の仕方などを業務遂行援助者が粘り強く反復的に指導している。

図等を活用した業務マニュアルを作成する、業務指示は内容を明確にし、一つずつ行う等作業手順を分かりやすく示すこと

視覚に訴える研修・・・ペットボトル、ビン、缶等出てきた資源物から実物を一箇所に集め、リサイクル品展示室の一角に置いて、繰り返し、繰り返し実物及びペットボトルマークを見て覚える研修材料としている。

ペットボトルの見本

びん：無色・茶色・その他　の区別

スチール缶の分別

出退勤時刻・休暇・休憩に関し、通院・体調に配慮すること

• 基本は8時30分～16時30分まで、作業時間は午前8時40分～11時40分　午後13時～16時00分
  40分作業⇒20分休憩　3班構成で順次休憩を取る。1日の勤務時間は、午前・午後各2時間の合計4時間勤務となる。

本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること

業務遂行援助者には、対象者の障害特性、留意する点などを事前に周知している。また、パニック、トラブル等があった場合に即対応できるための必要な情報については、具体的に伝えている。

その他の配慮

体調管理を含め障害者就業・生活支援センター職員との定期的な面談の実施、また、保護者、支援員など緊急連絡体制を整備して対応している。