ハローワークからの紹介で、障害者就労支援センター（以下「センター」という。）の職員が同席して、考慮すべき内容、障害の特性等を細かく確認を行った。その後もセンター職員にフォローアップをお願いしている。

繁忙期を避けて、トライアル雇用を一週間ほど実施した。また、正式採用の時期についても、繁忙期を外して設定した。

当初は業務指導担当者を決めて、相互のコミュニケーションをとり、業務を進めた。現在は特定の担当者を定めていないが、本人も周囲も何ができて、何ができないかを理解しており、分からない場合の質問等も適切に行え、重量物の扱いなどを除けば、生花アレンジメントの事前準備作業を概ね実施できている。

・歩行時にふらつきがあり、ラッシュ時間の出勤は困難なため、時間を遅らせ、初めの2週間程度は10:00～17:00勤務時間とした。その後は9:00～17:00の週5日勤務としている。
・3か月に一度、診察等のために通院が必要であり、その日は勤務日とならないよう配慮してシフトを組んでいる。

繁忙期等の仕事量が多くなる時期において、他の社員が残業するような場合でも、体調面に配慮し、定時退社してもらっている。

障害の特性、仕事上の対応範囲・配慮事項（下欄参照）に関して、職場の社員にオープンにしており、風通し良く何でも話せる環境作りに配慮している。

・重い荷物を運ぶ際や、筆記が必要な場合は、他の社員が代わりに行っている。また、歩行時にふらつく場合もあるため、床に水がこぼれた場合は、転倒しないようすぐに拭き取るようにしている。
・業務でできない事がある場合や体調が良くない場合は、本人から申し出により、必要な配慮（休憩等）を行っている。